■自爆事故・日本一周一旦休止

長崎の田舎道で自爆事故を起こした。一瞬、「これで日本一周も終わりか?」と思った。怪我は幸い、骨に異常なく、打撲・裂傷ですんだが・・・

●事故発生状況

見通しの良い一本道で、遠くにとんびがくるりと舞い降りて、何かを突いていた。左車線の真ん中。「近づけば、どうせ逃げるんでしょ!」

とんび

近づくが逃げない。挙句の果ては翼を大きく広げて、くちばしを開き、こちらをにらんでいる。「やる気か?」そのくちばしの高さは俺の顔の高さ以上だった。でかい!

ぶつかる瞬間に、とんびは大きくしゃがんだ。俺は顔を右にそむけた。がっしゃ~ん!!

たぶん、右に避けてブレーキを握ったんだろう。

●体のダメージ = どうするか?

気がつけば道に這いつくばり、バイクが上にかぶさっている。何年ぶりかにアスファルトの臭いを嗅ぎながら「日本一周は終わったか?」

両手のひらの下部がざっくり。左足がざっくり。でも歩けている。骨は大丈夫そうか?

●近所の人が集まる・助けてくれる

転倒した時の音で近所の人が4~5人集まってきてくれた。にかなり大きい音がしたらしい。

ばらばらに散らばった荷物を集めてくれて、バイクを道の端に寄せていてくれた。

助けに来てくれた近所の方は、「あんた大丈夫か?病院行きな。」救急車呼ぼうか?言ってくれていた。

この人、近所の整備工場の社長さんだし、預かってくれるからあんた病院いきなとまで言ってくれていた。

歩けるし、大丈夫です。ちょっとしたらバイクで行けます。と俺は言っていた。

●バイクのダメージ = どうするか?

以下のバイクの破損状況を見て、観念する。この場から走り出す事は不可能!

左店頭・バイクのダメージ

①ステップ欠損(折れて存在していない)
②クラッチ固着(なんとかなりそうだが・・・)

「救急車お願いしま~すっ!」

左店頭・バイクのダメージ

 

 

●救急車で病院へ

来た来た! 何年ぶりかなあ! 懐かしい感じもするし、旅への不安もあるし、微妙

この時点での自分の考えは、「病院でちょっと冷静になってみるか!」

救急車

いってーよ。冷静になればなるほど、じんじんする。

田舎だから、救急病院は結構遠かった。20分位、救急車に乗っていたかなあ?

自爆事故・日本一周一旦休止

ER 救急治療室。そこへ座らされた。

自爆事故・日本一周一旦休止

治療は、念のためにレントゲンを撮って・・・骨に異常無し。

消毒して薬を塗る。消毒の時はめっちゃ痛かった。待合室でお会計、処方箋をもらう為に待つ。体の応急処置はその位。

●バイクの対処(JAFに聞いて・整備工場に電話する)

この島にバイク屋・バイク部品量販店は無さそうだった。近くの街は?通ってきた松浦あたりも無さそうだったし、佐世保か?

「JAF会員ですが、ここから佐世保までバイクを積んでいったらおいくら万円でしょうか?」
「距離にして60kmぐらい。4~5万円ですね。」 無理、ありがとうございました。

救急隊員さんから渡されたバイクを置いてくれている○○自動車さんへ電話する。

「大変申し訳ないんですが、部品を買いに行く為、数日預かってもらえませんでしょうか?」

快くいいですよと言ってくれた。ありがとうございます。部品を買いに行ってきま~す。

自爆事故・日本一周一旦休止

よし。段取りは付いた。薬をもらったし。バスに乗って佐世保へ行こう!

自爆事故・日本一周一旦休止

体単身で救急車に乗ったので、所持品はこれだけ。財布・ジャンパー・薬。

自爆事故・日本一周一旦休止

 

Update 2014/10/01  Visit 2014/06/19

 

 

次の旅程


バス旅行(平戸~佐世保)

病院でJAF電話してレッカーをあきらめる。また走り出すために必要なバイク部品を求めて最も近い都市・佐世保に向かう。(この辺ではバイク部品は売っていないと思った為)

まずは病院~平戸へ・久々にバスに乗ると、結構、眺めがいいことに築く。

 

  

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